◆ 刀談 ◆
南泉一文字(なんせんいちもんじ)は鎌倉中期の一文字派の刀だよん。足利の将軍家がこの刀を研ぎに出したとき、刀にじゃれついたニャンコがなんとまっ二つになったんだって!ぎにゃ〜!
ニャンコがまっ二つになった事件が中国の故事「南泉斬猫(なんせんざんみょう)」と結びついて「南泉一文字」と名付けられたんだよ〜。
「南泉斬猫」っていうのは、南泉和尚がニャンコについて言い争ってる弟子たちを相手に禅問答をして、だ〜れも答えられなかったからってそのニャンコを一刀両断した話!ぎにゃ〜。
ちなみに事件の時いなかった弟子の趙州(じょうしゅう)さんは、話を聞くと草履を頭にのせて出ていったんだって。それを見た南泉和尚は「お前がいたら猫は殺されずにすんだのに」といったらしいけど……ひどいにゃ!